〔特集〕相場は歴史に学べ 利上げ 大恐慌、中南米危機の暴発装置 米利上げは世界経済を左右する=上川孝夫
エコノミスト 第93巻 第10号 通巻4387号 2015.3.10
掲載誌 | エコノミスト 第93巻 第10号 通巻4387号(2015.3.10) |
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ページ数 | 2ページ (全2721字) |
形式 | PDFファイル形式 (541kb) |
雑誌掲載位置 | 32〜33頁目 |
◇ここが知りたい(5) 1920年代の米国は、自動車や電機、石油といった新産業が成長し、不動産や証券投資、欧州や南米向けの対外貸し付けがブームとなるなど「永遠の繁栄」と呼ばれるほど好景気にわいた。しかし、20年代後半になると、工業生産もピークに達し、その余剰資金が株式市場に流れ込む。 そこで、ニューヨーク連銀は28年2月、投機抑制を狙って利上げを実施した(図1)。当時、米国で金融政策の主な手段と…
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