〔書評〕『企業の経済学　構造と成長』　評者・土居丈朗
エコノミスト　第９３巻　第７号　通巻４３８４号　2015.2.17

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９３巻　第７号　通巻４３８４号（2015.2.17）
ページ数	2ページ　（全1201字）
形式	PDFファイル形式　（298kb）
雑誌掲載位置	５６〜５７頁目

　◇中林真幸（東京大学社会科学研究所教授）　石黒真吾（大阪大学大学院経済学研究科教授）編　有斐閣　4104円　◇横断的共同研究が示す全く新しい企業の見方　企業とは何か。古くて新しい問題である。　本書は、この問題に対して、ゲーム理論や契約理論を基礎に置きつつ、産業組織論、経済史学、労働経済学など分野横断的に試みられた共同研究の成果が示されている。日ごろ、我々が労働者や経営者として関わっている企業の見…