〔ＦＬＡＳＨ！〕福島第１原発　汚染水処理が難航　原子力村の理論の限界＝吉村和就
エコノミスト　第９３巻　第７号　通巻４３８４号　2015.2.17

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９３巻　第７号　通巻４３８４号（2015.2.17）
ページ数	4ページ　（全1504字）
形式	PDFファイル形式　（648kb）
雑誌掲載位置	１１〜１４頁目

　東京電力が、２０１５年３月末までに完了するとしていた福島第１原発構内の高濃度汚染水の浄化処理を断念した。同社が汚染水対策の切り札としていた、汚染水中の放射性物質を取り除く「多核種除去設備（ＡＬ(アル)ＰＳ(プス)）」に故障や不具合が多発したことなどが原因だ。　東電は５月中にも汚染水処理を完了するとしているが、汚染水はタンクにたまったものだけではない。今も福島第１原発の地下には大量の地下水が流れ込…