〔特集〕世界金融不安 コモディティー市場 投資銀行撤退でオーバーシュート 生産者優位の価格高騰リスク潜む＝江守哲
エコノミスト 第９３巻 第６号 通巻４３８３号 2015.2.10
| 掲載誌 | エコノミスト 第９３巻 第６号 通巻４３８３号（2015.2.10） |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ （全2811字） |
| 形式 | PDFファイル形式 （518kb） |
| 雑誌掲載位置 | ２４〜２５頁目 |
コモディティー価格は、現在は下落傾向にあるが、２００８年末から09年初めに大底をつけたのち急速に回復した（図１）。中国による安値を利用した国家備蓄用の買い付けや４兆元（現時点の為替レートで、約76兆円）の財政出動が大きく影響したと考えられる。加えて、もう一つの要因としては世界的な金融規制強化の動きである。 欧米の規制当局は、08年のリーマン・ショック時のコモディティー価格の高騰とその後の急落は、…
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