〔景気観測〕視野に入ってきた「悪い円安」 制御不能になる危険性も=上野泰也
エコノミスト 第93巻 第1号 通巻4378号 2015.1.6
掲載誌 | エコノミスト 第93巻 第1号 通巻4378号(2015.1.6) |
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ページ数 | 2ページ (全2298字) |
形式 | PDFファイル形式 (403kb) |
雑誌掲載位置 | 118〜119頁目 |
円安進行余地を9月以降に模索してきたドル・円相場は、12月に入って1ドル=120円を突破し、一時121・86円をつけた。その過程で大きな力になったのが、10月末に日銀がサプライズを狙った「量的・質的金融緩和」の拡大である。長期国債やETF(指数連動型上場投資信託)といった資産買い入れの内訳の金額調整だけでなく、すでに異様な急増を示していたマネタリーベースの年間増加ペースの上積みにまで、日銀は踏み…
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