〔書評〕歴史書の棚 現代の格差も照射する「階級」の日本近代史=井上寿一
エコノミスト 第93巻 第1号 通巻4378号 2015.1.6
掲載誌 | エコノミスト 第93巻 第1号 通巻4378号(2015.1.6) |
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ページ数 | 1ページ (全925字) |
形式 | PDFファイル形式 (241kb) |
雑誌掲載位置 | 74頁目 |
坂野潤治『〈階級〉の日本近代史』(講談社選書メチエ、1620円)は、幕末維新から日中全面戦争勃発までの時期を対象とする著者のこれまでの日本近代史研究を「階級」のキーワードの下に再編し、もう一つの日本近代史を描き出す試みである。 なぜ「階級」がキーワードなのか。本書の問題関心が今日の日本社会の格差=社会的不平等に向けられているからである。著者は歴史に手掛かりを求めて今日的な問題を考えることをためら…
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