〔日銀〕物価上昇に固執した緩和継続は「不況下のインフレ」を招くだけだ=大塚耕平
エコノミスト 第93巻 第1号 通巻4378号 2015.1.6
| 掲載誌 | エコノミスト 第93巻 第1号 通巻4378号(2015.1.6) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全2870字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (367kb) |
| 雑誌掲載位置 | 56〜57頁目 |
総選挙は与党の圧勝となった。しかし、消費税の再増税延期は、日銀による異次元緩和に依存したアベノミクスが、現時点では所期の効果を上げていない証左である。異次元緩和は何に成功し、何に失敗したのか。 ◇「期待」は「予想」 異次元緩和は、たしかに円安と輸出企業の円ベースの業績改善、それに伴う輸出関連株主導の株高をもたらした。その点においては一定の成功を収めた。 一方、CPI(消費者物価指数)上昇率は16…
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