〔編集後記〕平野純一／横田恵美
エコノミスト　第９２巻　第５５号　通巻４３７７号　2014.12.23

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９２巻　第５５号　通巻４３７７号（2014.12.23）
ページ数	1ページ　（全1299字）
形式	PDFファイル形式　（406kb）
雑誌掲載位置	５７頁目

　◇編集部から　訳本が出たトマ・ピケティ氏の『21世紀の資本』を先日購入した。まだ「はじめに」しか読めていない。６００ページ以上もある大著だし、読み終わるには正月休みも使いそうだ。　キーは「ｒ＞ｇ」。ｒは資本の平均年間収益率、ｇは所得や産出の年間増加率。ｇよりｒの方が大きいから相続財産が所得などより増え、格差は拡大してしまうと言う。経済学は当然ながら、その時代の問題を解こうとするものだから、この本…