〔エコノミストリポート〕焦点は雇用から物価へ 量的緩和終了後の米国金融政策 利上げ時期は来年半ば以降=小野亮
エコノミスト 第92巻 第50号 通巻4372号 2014.11.25
掲載誌 | エコノミスト 第92巻 第50号 通巻4372号(2014.11.25) |
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ページ数 | 4ページ (全4516字) |
形式 | PDFファイル形式 (736kb) |
雑誌掲載位置 | 82〜85頁目 |
10月末、米国の量的緩和第3弾(QE3)に幕が下りた。11月以降、米連邦準備制度理事会(FRB)は、保有する国債などの償還金を同種の債券に投資する再投資政策を通じて4・2兆ドル(480兆円)にのぼる保有証券残高を維持するため、巨額の資金が市中に供給された状態が続く(図1)。残高の大きさが緩和度合いを決定づけるというFRBの考え方に立てば、QE3は終わっても金融の緩和度合いは変わらない。 ◇完全雇…
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