〔書評〕読書日記 評価高まる『苦海浄土』 その重要な意義とは何か=渡辺京二
エコノミスト 第92巻 第49号 通巻4371号 2014.11.18
掲載誌 | エコノミスト 第92巻 第49号 通巻4371号(2014.11.18) |
---|---|
ページ数 | 1ページ (全1834字) |
形式 | PDFファイル形式 (206kb) |
雑誌掲載位置 | 59頁目 |
1969年に『苦海浄土』で世評を得ながら、石牟礼道子は長い間、文学者・詩人として正当な評価を受けて来なかった。いまは状況が変わって、ひとつは藤原書店による『全集』(全17巻)の刊行のせいもあったかと思うが、池澤夏樹・町田康・岩岡中正などによる画期的な論考が発表され、若手の評論家も競って石牟礼を論じ始めている。 これは当然至極、むしろ遅すぎたと言えるくらいだ。なぜなら彼女は草創来120年を閲(けみ…
記事の購入(ダウンロード)
購入には会員登録が必要です 会員登録はこちら
価格 220円(税込)
他のIDで購入する
G-Search ミッケ!は雑誌を記事ごとに販売するサービスです。
この記事は「1ページ(全1834字)」です。ご購入の前に記事の内容と文字数をお確かめください。
(注)特集のトビラ、タイトルページなど、図案が中心のページもございます。