〔書評〕歴史書の棚 浮浪児の“その後”に見る戦後日本の来歴=井上寿一
エコノミスト 第92巻 第42号 通巻4364号 2014.10.7
掲載誌 | エコノミスト 第92巻 第42号 通巻4364号(2014.10.7) |
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ページ数 | 1ページ (全923字) |
形式 | PDFファイル形式 (228kb) |
雑誌掲載位置 | 68頁目 |
「浮浪児」とは敗戦後の日本社会の混乱を象徴する存在である。「浮浪児」の姿を今に伝えるよく知られている写真のなかで、一人はタバコを吸い、もう一人は半裸で腹に手を当てている。二人ともあかまみれで、空腹なのは間違いない。 この1946年・上野駅周辺の浮浪児の写真に注意を喚起しつつ、敗戦後の日本社会を描いた名著、ジョン・ダワー『増補版 敗北を抱きしめて(上)』(岩波書店、2916円)は浮浪児が家畜のよう…
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