〔書評〕歴史書の棚 効果が全くなかった警世の書『海国兵談』=今谷明
エコノミスト 第92巻 第37号 通巻4359号 2014.9.2
掲載誌 | エコノミスト 第92巻 第37号 通巻4359号(2014.9.2) |
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ページ数 | 1ページ (全928字) |
形式 | PDFファイル形式 (250kb) |
雑誌掲載位置 | 70頁目 |
寛政の三奇人といっても若い人には分からないだろう。高山彦九郎、蒲生君平、林子平の3人をいうのだが、前二者は尊皇家、子平は蘭学者とも交流があり、少しく趣を異にする。岩波文庫の今年春季リクエスト復刊として刊行された『海国兵談』(778円)は、教科書などで紹介されてはいるが、読む人は少ない。しかし戦前には、憂国の海防論者として、また江戸幕府から弾圧された先駆者として教育上も重視されていたらしい。筆者が…
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