〔特集〕官製相場の賞味期限　Ｐａｒｔ２　アベノミクスの課題　やがて災いもたらす日銀　日銀の「出口議論」封印が…＝菅野雅明
エコノミスト　第９２巻　第２９号　通巻４３５１号　2014.7.1

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９２巻　第２９号　通巻４３５１号（2014.7.1）
ページ数	2ページ　（全2882字）
形式	PDFファイル形式　（414kb）
雑誌掲載位置	２８〜２９頁目

　◇日銀の「出口議論」封印が国債急落リスクを増大させる　日銀の黒田東彦総裁が、量的質的金融緩和を打ち出して１年余りが過ぎた。この間、円安をきっかけに株高となり、消費者、企業のマインドが明るくなったことは特筆すべきことだ。この結果、国民が多少痛みを伴う改革を受け入れるようになるとしたら、さらに素晴らしいことである。　◇２％を超えるインフレに　日銀は、４月の経済・物価情勢の展望（展望リポート）で、「コ…