〔ＦＬＡＳＨ！〕ウクライナ危機　機能不全のＧ８は終焉　冷戦の対立構造再燃も
エコノミスト　第９２巻　第１８号　通巻４３４０号　2014.4.8

　ロシアが国際法に違反しウクライナ南部・クリミアを併合したことで、Ｇ８（主要８カ国）の枠組みは機能しなくなり、終わりを迎えた。この意味で、クリミア危機は、世界が新しい時代への転換期に入ったことを示し、地政学的に大きな意味合いを持つ。　ロシアが今回使ったロジックは、「在外の自国人を助ける」という第二次世界大戦時に日本やドイツが使ったものと同じである。バルト３国（エストニア、ラトビア、リトアニア）など…