〔ＷＯＲＬＤ・ＷＡＴＣＨ〕論壇・論調　最低賃金で論争再燃　企業は現実路線で引き上げも＝岩田太郎
エコノミスト　第９２巻　第１６号　通巻４３３８号　2014.4.1

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９２巻　第１６号　通巻４３３８号（2014.4.1）
ページ数	1ページ　（全1502字）
形式	PDFファイル形式　（316kb）
雑誌掲載位置	７９頁目

　オバマ米大統領は、３月８日の演説で共和党に対し「連邦最低賃金を現行の７ドル25セントから10ドル10セントに引き上げる法案を可決しよう」と再提案した。多くの米メディアは「今年中にこの法案が通過する見込みはない」と見るが、11月の中間選挙に向けて最低賃金に関する論争が新たな局面に入った。こうしたなか、多数の労働者を最低賃金で雇う一部の米企業が自主的な賃上げをする現実的な対応を始め、注目されている。…