〔ひと＆こと〕お家騒動でも揺るがない　権威に従順“公家”の東芝
エコノミスト　第９１巻　第５７号　通巻４３２２号　2013.12.24

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９１巻　第５７号　通巻４３２２号（2013.12.24）
ページ数	1ページ　（全562字）
形式	PDFファイル形式　（269kb）
雑誌掲載位置	１７頁目

　人事抗争でも屋台骨がぐらつかない東芝の「公家ぶり」が財界で話題だ。東芝の“お家騒動”が明らかになったのは今年２月。佐々木則夫社長が前例のない副会長になり、田中久雄副社長が後任に昇格。原因は西田厚聰会長と佐々木氏の対立だ。両氏とも不仲を隠そうとすらせず、取締役会の指名委員長の権限を持つ西田氏が佐々木氏を更迭し、腹心でもある田中氏を引き上げた。　こうした内輪もめのあと、企業はたいていうまくいかなくな…