〔闘論席〕古賀茂明
エコノミスト　第９１巻　第３３号　通巻４２９８号　2013.7.30

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第９１巻　第３３号　通巻４２９８号（2013.7.30）
ページ数	1ページ　（全766字）
形式	PDFファイル形式　（202kb）
雑誌掲載位置	３頁目

　今回の参議院選挙で、憲法改正が争点の一つとなった。その中心的論点は、憲法96条に関するものだった。国会による憲法改正発議の要件を衆参各議院の３分の２以上の賛成としている憲法96条を改正し、過半数の賛成に下げようというのが自民党の提案だ。これに対して、まず改正内容を先に議論すべきという反対論が強かった。　96条改正が視野に入ったということは、その実現後、ねじれが解消した国会では、具体的な内容を改正…