〔ザ・マーケット〕今週のポイント　１〜３月期の米ＧＤＰ速報値（４月２６日）　在庫変動の影響で年率２％台＝土肥原晋
エコノミスト　第９１巻　第２０号　通巻４２８５号　2013.5.7

　米国の実質国内総生産（GDP）の伸び率の推移を見ると、2012年1〜3月期は前期比年率2.0％、4〜6月期1.3％と低下後、7〜9月期3.1％と持ち直したが、10〜12月期には0.4％と急低下した。この背景には、景気減速よりも7〜9月期の上振れの反動が大きかった。　7〜9月期の上振れは、在庫投資（寄与度0.73％）と国防費を中心に政府支出（同0.75％）の寄与が大きかった。半面、個人消費の伸びは…