〔ＦＬＡＳＨ！〕公明党代表と習総書記が会談　尖閣問題の棚上げ狙う中国　対日関係で歩み寄りの姿勢
エコノミスト　第９１巻　第７号　通巻４２７２号　2013.2.12

　公明党の山口那津男代表は１月25日、中国共産党の習近平総書記と北京で会談して、安倍晋三首相の親書を手渡した。日本政府による昨年９月の沖縄県・尖閣諸島の国有化を契機に悪化した日中関係の改善に、中国が前向きともとれる意向を表明した形になった。だが、中国の真の狙いは日本で尖閣問題「棚上げ」の世論を形成することで、そのために連立与党・公明党の代表で中国とのパイプが太い山口氏を招請したとみられる。　この会…