〔書評〕歴史書の棚 初の本格評伝で知る新渡戸稲造の全貌=本村凌二
エコノミスト 第90巻 第47号 通巻4255号 2012.10.30
掲載誌 | エコノミスト 第90巻 第47号 通巻4255号(2012.10.30) |
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ページ数 | 1ページ (全861字) |
形式 | PDFファイル形式 (494kb) |
雑誌掲載位置 | 64頁目 |
新渡戸稲造といえば、すぐに『武士道』が念頭に浮かぶ。原著はもともと英文であり、キリスト教になじむ欧米人向けのものだった。執筆のきっかけは、新渡戸が日本には宗教教育がないと説明したとき、欧米の学者が驚いたことにある。「宗教がなくて、どうして道徳が授けられるのか」。そう尋ねられて、彼はただちに答えられなかったという。そして、善悪や正邪の観念を育んできたものを自省してみる。やがて、1862(文久2)年…
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