〔書評〕『「改革」政治の混迷 1989〜』 評者・中西寛
エコノミスト 第90巻 第35号 通巻4243号 2012.8.21
| 掲載誌 | エコノミスト 第90巻 第35号 通巻4243号(2012.8.21) |
|---|---|
| ページ数 | 2ページ (全1171字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (577kb) |
| 雑誌掲載位置 | 64〜65頁目 |
◇佐道明広著(中京大学総合政策学部教授) 吉川弘文館 1995円 ◇改革政治はなぜ失敗し続けるのか 書名がすべてを物語っている。戦後日本の政治史を扱ったシリーズの1巻だが、1989年から現在までの日本政治を表現する際に、「改革」と「混迷」は最もふさわしい言葉だろう。 昭和天皇の大喪の礼から始まった平成時代は、冷戦の唐突な終焉、湾岸戦争における「小切手外交」の屈辱感という外的ショックに揺さぶられて…
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