〔書評〕海外出版事情 中国 普遍性を獲得した台湾のクィア文学=辻康吾
エコノミスト 第90巻 第32号 通巻4240号 2012.7.31
掲載誌 | エコノミスト 第90巻 第32号 通巻4240号(2012.7.31) |
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ページ数 | 1ページ (全912字) |
形式 | PDFファイル形式 (475kb) |
雑誌掲載位置 | 64頁目 |
魯迅、老舎、巴金など近代中国文学には強く引かれる。だがなぜか歴史的、文化的、地域的な局所性、つまり何か普遍性に欠けると感じることが多い。最近では2000年にノーベル文学賞を受賞した高行健がいるから必ずしもそうは言えないが、魯迅ですらそのままでは難解であり、中国の若者ですらそう感じているらしい。そのことは中国文学の価値を減らすものではないにしろ、ソフトパワーとして世界中の人々の魂に訴えかけるうえで…
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