〔特集〕くすぶる不良債権の火種　世界経済のリスク要因に−−他
エコノミスト　第８８巻　第２４号　通巻４１０１号　2010.4.20

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第８８巻　第２４号　通巻４１０１号（2010.4.20）
ページ数	3ページ　（全4364字）
形式	PDFファイル形式　（655kb）
雑誌掲載位置	２７〜２９頁目

特集　欧州崩落脆弱な金融くすぶる不良債権の火種世界経済のリスク要因に欧州周縁国は外資に依存し、不均衡が拡大した。ソブリンリスクが財政緊縮を促すなか、金融の改革は先送りされていく。うちだ　かずと内田　和人（三菱東京ＵＦＪ銀行経済調査室長）　世界経済が回復傾向を強めるなかで、欧州では金融が重層化・複層化している構造要因があるため、その脆弱性はなかなか払拭されない。　まず、構造として認識すべきなのは、欧…