〔特集〕白川新総裁の政策哲学は「低金利は弊害を生む」
エコノミスト　第８６巻　第２４号　通巻３９６０号　2008.4.22

特集　日銀の迷走日銀の迷走−−中央銀行総裁は「受難の時代」　日銀総裁空席という異常事態がようやく解消された。しかし、サブプライム問題の終わりは見えず、国際金融市場の混乱が続くなか、政治に翻弄された「迷走劇」の禍根は大きい。世界に向けて日銀の独立性に対して改めて疑念を抱かせてしまった。経済はグローバル化し、１国の中央銀行が政策で対応できることの限界も見えてきた。中央銀行総裁は「受難の時代」にある。第…