〔情報開示が適切なら「草薙事件」は起きなかった〕
エコノミスト　第８５巻　第６１号　通巻３９２９号　2007.11.20

事件責められるべきは誰か情報開示が適切なら「草薙事件」は起きなかったジャーナリストの取材に協力した医師が「秘密漏示」罪で逮捕されるという異例の事件が起きた。事件の本質はどこにあるのか。たまき　あきら玉木　明（ジャーナリスト）通常、情報が秘匿されればされるほど、暴露の価値は高まる。日本のような情報開示があまり進んでいない社会では、秘密漏示という事態はいつでも起こりうる。ただ、それが表ざたになり、今回…