〔エコノミストＣＩＮＥＭＡ館〕「今宵、フィッツジェラルド劇場〜
エコノミスト　第８5巻　第９号　通巻３８７７号　2007.2.13

エコノミストＣＩＮＥＭＡ館おかしくて切なくて楽しいアルトマンの「白鳥の歌（ラストソング）」風俗の視点から映画を観るしばやま　みきお芝山　幹郎（翻訳家、評論家）美しいシーンがいくつもある。役者の芸がどんなに素晴らしいものかと、あらためて思わせる場面も多い。が、それにもまして、惜別の情が滾々と湧いてくる。　われわれは、「今宵、フィッツジェラルド劇場で」がロバート・アルトマン監督の遺作であることを知って…