〔政流観測〕「万年野党」の道を歩む民主党
エコノミスト　第８３巻　第１８号　通巻３７４７号　2005.3.29

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第８３巻　第１８号　通巻３７４７号（2005.3.29）
ページ数	2ページ　（全2738字）
形式	PDFファイル形式　（46kb）
雑誌掲載位置	９０〜９１頁目

中村啓三の政流観測「万年野党」の道を歩む民主党　十数年前まで、旧社会党につけられていた「万年野党」という言葉にはさまざまな含意があった。　一つは、いつまでも政権が取れない事実をあざけりや自嘲を込めて示す場合に使われた。戦後の混乱期とはいえ、１９４７年に片山哲委員長を首相とする内閣をせっかく誕生させながら、党内の左右対立で短期間に政権は瓦解した。このことから「万年野党」には、党内の統制が取れていない…