〔景気観測〕米国の長期金利急騰〜−−他
エコノミスト　第８１巻　第４１号　通巻３６３６号　2003.8.26

景気観測米国の長期金利急騰経済、株への影響は限定的きたの　はじめ北野　一（三菱証券チーフストラテジスト）　米国の長期金利が急上昇してきた。米国１０年債利回りは、６月１３日に３・１１％まで低下した後、上昇に転じ、７月末には４・５％を一時上回ってきた。この７週間の金利の上昇率は約４０％。１９６０年以降で見ると、同じ期間の上昇率としては断トツの過去最高である（図１）。こうした米金利の上昇は、日本、欧州に…