２１世紀は「等身大の科学」の時代
エコノミスト　第８１巻　第１６号　通巻３６１１号　2003.4.1

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第８１巻　第１６号　通巻３６１１号（2003.4.1）
ページ数	4ページ　（全5988字）
形式	PDFファイル形式　（57kb）
雑誌掲載位置	５０〜５３頁目

ＰＰＰ５０〜５３芽ばえ２１世紀は「等身大の科学」の時代１９世紀末に、既に「科学は終焉した」と言われていた。仮に今、新たな理論が浮上しても、経済環境が整わず実証にこぎつけられない。だからこそ「等身大の科学」を提案したい。いけうち　りょう池内　了（名古屋大学大学院理学研究科教授）２１世紀に入り、科学は重大な岐路に立とうとしている。科学の対象が極限状態に至って、認識論的・経済的限界に差しかかっており、科…