「ワークシェアリング」から見える失業問題の根深さ
エコノミスト　第８０巻　第１２号　通巻３５５２号　2002.3.19

この記事の情報
掲載誌	エコノミスト　第８０巻　第１２号　通巻３５５２号（2002.3.19）
ページ数	2ページ　（全2743字）
形式	PDFファイル形式　（41kb）
雑誌掲載位置	３８〜３９頁目

労働「ワークシェアリング」から見える失業問題の根深さ経済合理性だけを追求すれば、大量失業で社会は崩壊する。そこに問題の本質がある。ましも　としき真下　俊樹（緑の政策研究家）会社のために長年身を粉にして働いた末にリストラされ、絶望と孤独の極みで自殺する中高年たち。他方、会社には残れたが、自分の雇用維持と会社の生き残りのために有給休暇を返上し、サービス残業・家庭内残業で過労を重ねる正社員たち。仕事がな…