〔特集〕商社危機の真実
エコノミスト　第８０巻　第９号　通巻３５４９号　2002.2.26

特集商社危機の真実総合商社の「勝ち組」と「負け組」の二極分化が鮮明になってきた。バブル時代のぜい肉を削ぎ落とし、大胆な事業組み替えと新規分野への集中で、三菱商事、伊藤忠商事、三井物産など上位商社は５００億〜８００億円の利益をかせぎ出す。一方、株価１００円割れの荒波にさらされた丸紅、日商岩井の２社は、ここへ来て相次いで生き残りをかけた新経営計画などを発表した。しかし、マーケットが突きつけたイエローカ…