読書　本のブティック　ネコ本　ペットはいまや“ソウルメイト”　愛猫を葬る哀切な喪の情景
週刊ダイヤモンド　2006.5.13号　2006.5.13

この記事の情報
掲載誌	週刊ダイヤモンド　2006.5.13号（2006.5.13）
ページ数	1ページ　（全887字）
形式	PDFファイル形式　（218kb）
雑誌掲載位置	69頁目

読書　本のブティック　ネコ本　ペットはいまや“ソウルメイト”　愛猫を葬る哀切な喪の情景評者　能本功生●文芸評論家　ネコの不在が人を狂わんばかりの悲嘆に陥れる（内田百〓（うちだ・ひゃっけん）著『ノラや』）。恋人が男のネコに嫉妬し、殺害を企てる（コレット著『牝猫』）。また、小説の章題にネコの名が織り込まれた文物・映画を引用する作家もいて（金井美恵子著『タマや』）、どうしてネコはこんなに人を魅了するのか…