匿名有識者の少数異見−−ＰＢＲを絶対視することなかれ
週刊東洋経済　第7255号　2025.10.11

匿名有識者の少数異見ＰＢＲを絶対視することなかれ　東京証券取引所が「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」の要請を出してから２年半、ＰＢＲ（株価純資産倍率）１倍割れ企業への風当たりは強まるばかりだ。　理論的にはＰＢＲ１倍割れは、株価が解散価値を下回って評価されている状態であり、株主にとって事業を継続するよりも解散したほうが得であると考えられる。放置すれば経営者失格の烙印を押されかねない…