経済を見る眼−−戦争の残滓としての「一億」という思想
週刊東洋経済 第7132号 2023.9.2
| 掲載誌 | 週刊東洋経済 第7132号(2023.9.2) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全1410字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (257kb) |
| 雑誌掲載位置 | 9頁目 |
経済を見る眼戦争の残滓としての「一億」という思想 8月15日にこの原稿を書いている。いつの頃からか私たちは、1945年のこの日を境に、それ以前とは異なる社会を生きていると見なすようになった。戦前からの断絶を印象づけることで戦後の「新生」日本を位置づける、戦前と戦後との非連続性を強調する社会観である。戦前、とりわけ戦時期は、軍国主義が支配する暗黒の時代として描かれた。 他方で「総力戦体制」と呼ばれた…
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