ニュースの核心−−米中「文明の衝突」論の危うさ
週刊東洋経済 第6859号 2019.6.1
掲載誌 | 週刊東洋経済 第6859号(2019.6.1) |
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ページ数 | 1ページ (全1427字) |
形式 | PDFファイル形式 (171kb) |
雑誌掲載位置 | 11頁目 |
ニュースの核心米中「文明の衝突」論の危うさ 米中貿易摩擦がかなり長期にわたって続くという見通しは日本でも定着してきた。それほど米国側の姿勢が強硬なのだが、最近になって「文明の衝突」論が頭をもたげてきたのは危険な兆候だ。「文明の衝突」とは、国際政治学者のサミュエル・ハンチントンが、冷戦後の世界では文明の違いが対立の軸になるとして提唱した理論体系である。米中貿易摩擦は、西欧文明の代表である米国と中華文…
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