経済を見る眼−−損失を避けるためのギャンブルか
週刊東洋経済　第6439号　2013.1.19

経済を見る眼損失を避けるためのギャンブルか　大阪大学社会経済研究所教授　大竹文雄　人は誰でも損をすることは嫌いだ。特に嫌いなのは、確実に損をすることがわかっている行動を取ることだ。そんなことは当たり前のように思えるかもしれない。しかし、確実に損をすることを嫌いすぎるために、損をしないかもしれないが大損の可能性がある選択をしてしまうことがしばしばある。あなたが、次のような選択肢に直面した場合にはどう…