ＣＯＬＵＭＮ−−ミスターＷＨＯの少数異見−−円高是正論は正しいか　「お上」頼みを排す
週刊東洋経済　第6348号　2011.9.24

ＣＯＬＵＭＮミスターＷＨＯの少数異見円高是正論は正しいか　「お上」頼みを排す　今般の円高・ドル安を受けて、経済界は「円高対応」を当局に求めている。平たく言えば、金融を緩和し、為替介入をしろということだろう。しかし、この種の円高是正論は正しいか。原点から再考してみたい。　長期的に考えれば、一国の通貨が強くなるのはいいことだ。これは、世界共通の認識だと考える。では、わが国では、なぜ、円高になると大騒ぎ…