知の技法　出世の作法−−第１８１回−−極力ウソをつかずに意思を表明する技法
週刊東洋経済　第6304号　2011.1.22

この記事の情報
掲載誌	週刊東洋経済　第6304号（2011.1.22）
ページ数	2ページ　（全2804字）
形式	PDFファイル形式　（694kb）
雑誌掲載位置	116〜117頁目

知の技法　出世の作法第１８１回極力ウソをつかずに意思を表明する技法　作家・元外務省主任分析官　佐藤優　自己の能力を過小評価している人は、謙譲の美徳を備えていると見られがちである。成績優秀者は、嫉妬により攻撃されることに対する防衛を無意識のうちに考えるので、こういう態度を取ることが多い。基礎知識について問う減点法の試験ならば、自己の能力を過小評価するタイプの人がよい成績を収める。社会人の仕事ではルー…