経済を見る眼−−金融立国を志向することは誤りか
週刊東洋経済 第6276号 2010.8.7
| 掲載誌 | 週刊東洋経済 第6276号（2010.8.7） |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ （全1455字） |
| 形式 | PDFファイル形式 （157kb） |
| 雑誌掲載位置 | 9頁目 |
経済を見る眼金融立国を志向することは誤りか 慶應義塾大学経済学部教授 池尾和人 金融活動は、どこに利益の源泉を求めるかに応じて二つのタイプに分類できる。一つは、利益の源泉をもっぱら流通過程に求めるものであり、簡単にいうと「安く買って高く売る」ことで利益を上げようとするようなタイプの金融活動である。これを筆者は「アービトラージ（裁定）型」と呼んでいる。 もう一つは、利益の源泉を主として生産過程に求め…
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