中国動態−−元安誘導や米国債売りの大きすぎるリスク
週刊東洋経済　第6188号　2009.2.21

中国動態元安誘導や米国債売りの大きすぎるリスク　富士通総研主席研究員　柯隆輸出の停滞で成長が大きく鈍化した中国では、人民元安誘導への期待が高まる。また、２兆元近い外貨準備をほとんどドル資産で運用している現状への批判も強い。しかし性急な改革に踏み出すにはリスクがあまりに大きい。　２００８年の中国の経済成長率は９％と、０７年の１３％から大きく鈍化した。これを受けて中国国内では、人民元安への誘導によって…