経済を見る眼−−アジア通貨危機とサブプライム危機
週刊東洋経済 第6121号 2008.1.19
| 掲載誌 | 週刊東洋経済 第6121号(2008.1.19) |
|---|---|
| ページ数 | 1ページ (全1428字) |
| 形式 | PDFファイル形式 (177kb) |
| 雑誌掲載位置 | 9頁目 |
経済を見る眼アジア通貨危機とサブプライム危機 東京大学大学院教授 伊藤隆敏 10年前。1998年の1月は、アジア通貨危機の最悪期であった。半年前にタイで始まった通貨危機はアジア全域へと広がり、各国通貨の対ドル価値は、危機直前と比べ半分以下になっていた。金融機関は不良債権を抱えて資本不足に陥り、閉鎖か資本注入かの決断を迫られていた。 日本では97年11月に山一証券、北海道拓殖銀行が破綻。さらに大手銀…
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