クエスチョンタイム７６　「オバマ広島訪問」はなぜ感動を呼んだのか●門田隆将
プレジデント　2016.7.4号　2016.7.4

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掲載誌	プレジデント　2016.7.4号（2016.7.4）
ページ数	2ページ　（全2974字）
形式	PDFファイル形式　（313kb）
雑誌掲載位置	14〜15頁目

「謝罪は求めない」広がった市民の声　悲願とは、いつかは達成されるものなのか。私はそんなことを考えながら感動のシーンを見つめていた。　二〇一六年五月二七日午後六時六分。予想を遥かに超える一七分のスピーチを終えたオバマ大統領は、まっすぐ坪井直さん（九一）、森重昭さん（七九）という二人の被爆者に歩み寄り、言葉を交わした。　私はその場面を、息を呑んで見つめていた。いや、感動で言葉を失っていた、という方が正…