ＩＴトレンドレポート　乱反射特別版：富士通の復活は本物か？〜サービスは及第点だが製品に弱み　４人の副社長でポートフォリオ管理
日経ソリューションビジネス　第251号　2006.6.30

富士通の０５年度は予想以上の営業利益を達成した。サービス利益率でＩＢＭに近づき、海外比率５０％へ向けて挑戦を再開した。課題はシステム製品である。今回は「乱反射」の特別版としてお届けする。　米ＩＢＭが１０年に及ぶ司法省との独禁法係争から解き放たれ、次の成長戦略に取りかかるほんの少し前、富士通は大それた夢を企てていた。それは「２１世紀までに宿敵ＩＢＭを売り上げで凌駕し、世界一のコンピュータ会社になる」…