海外現地レポート〜就職難時代を迎える中国ＩＴ産業　０３年に帰国した留学生は２万人
日経ソリューションビジネス　第198号　2004.4.15

　中国のＩＴ産業では最近、就職難の様相が見え始めた。外国語が話せ、文化や諸習慣が理解でき、実践経験を持っていたり、ソフト関連の基礎知識を持っていたりする人材が年々、増える一方だからだ。ここ２〜３年、新人に対する給与水準は下がる傾向にある。実際、筆者の会社でも今年、２０人の技術者を募集するための広告を出したところ、数百人の応募者が殺到した。　応募者像は大きく２つのグループに分かれる。１つは、外国語と…