星野佳路のファミリービジネス研究会〜モンテン・高品＆国井代表と考える「後継者の学び」
日経トップリーダー　第406号　2018.7.1

第２０回　同族企業の跡取りは「ぼんくら息子」と見られがちです。実際、「要職に就いた割に力不足」ということはよくある。　しかし、それもあながち悪くないと私は考えます。ぼんくらでも要職を任せてしまうファミリービジネスの特徴こそ、次世代の若者を育てる原動力だからです。最初は多少頼りなくても、場数を踏むうちに経営者として見違えるようにたくましくなる。モンテン（千葉市）代表の高品謙一さんは、その典型です。　…