特集２　公的支援　徹底活用法〜工業技術センターと連携を深め、事業領域の拡大に成功
日経トップリーダー　第305号　2010.2.1

　「新しい技術を取り入れて事業領域を広げる必要がある。今のままでは会社の未来はない」　かつてはどこにでもある機械メーカーだった菅製作所は、経営者の強い決意の下、公的支援をうまく活用することで事業内容を発展させた。　菅製作所は、１９８０年ころまで漁船用クラッチの地元シェアが高く、業績は好調だった。しかし、８０年代中盤、漁業機器市場に陰りが見え始め、菅鉄夫会長（上の写真の右）は会社の将来に危機感を持っ…