引っ張りだこの男渋澤榮一と千百のベンチャー　第四回〜引っ張りだこの男渋澤榮一と千百のベンチャー
日経ベンチャー　第268号　2007.1.1

この記事の情報
掲載誌	日経ベンチャー　第268号（2007.1.1）
ページ数	4ページ　（全5262字）
形式	PDFファイル形式　（379kb）
雑誌掲載位置	102〜105ページ目

文・皆木和義【前回までのあらすじ】武蔵野国の農家に生まれた渋澤榮一は、明治政府の下、大蔵省高官に取り立てられ、日本の近代化を目指す改革に奔走する。だが、政府内で薩摩、長州の派閥対立が深刻化する中で、各省庁の予算争奪戦が激化、財政の均衡を無視した要求が相次ぎ、榮一は落胆させられる。明治六年、榮一はとうとう大蔵省を去った。写真◎毎日新聞社三井のささやき　「旦那様、お客様でございます」　書生の声がした。…