中島誠之助流「目利き指南」　第九回〜自分目利き
日経ベンチャー　第267号　2006.12.1

この記事の情報
掲載誌	日経ベンチャー　第267号（2006.12.1）
ページ数	1ページ　（全1089字）
形式	PDFファイル形式　（135kb）
雑誌掲載位置	108ページ目

　骨董界では、他人の忠告や学者の意見に耳を貸さず、独り善がりの見識を持ち続ける人のことを「自分目利き」と呼んでいます。この手の人は、普遍的な数す寄きの世界にとっては大変な困り者になります。　それは重い病の患者にも似て、回復には程遠いものがあります。誰が見てもガラクタかひどいニセモノだと断定できる品物を、自分独自の見解を作り上げて滔々と論じ、名医にも例えられる学識者や目利きたちの意見を一蹴します。　…