蘇れ！ニッポンの男達　海老一染之助　太神楽芸人〜おめでとう　ございます
日経ベンチャー　第264号　2006.9.1

この記事の情報
掲載誌	日経ベンチャー　第264号（2006.9.1）
ページ数	2ページ　（全928字）
形式	PDFファイル形式　（196kb）
雑誌掲載位置	14〜15ページ目

師匠には褒ほめられたことしか覚えてないんです。師匠の二代目海老一海老蔵に入門したのは、昭和２０年、終戦の年でした。あれからもう何年になりますか。親父も売れない落語家だったんですけどね。芸を覚えれば「おいしいご飯が食べられる」と言われまして。兄が芸を習うというので一緒に行って、そのまま入門してしまったんです。稽けい古こは楽しかったですよ。後で聞くと、後継者ができたとそれはそれは喜んでくれていたらしい…