禅のこころ−仏法の理−　第１６説〜他不是我たはこれわれにあらず（下）　正しい見方で行動する
日経ベンチャー　第256号　2006.1.1

この記事の情報
掲載誌	日経ベンチャー　第256号（2006.1.1）
ページ数	2ページ　（全2047字）
形式	PDFファイル形式　（273kb）
雑誌掲載位置	108〜109ページ目

今、自ら行動するといってもその方向性を誤ってはいけない。将来を見通し、広く全体のことを考えることが大切だ。　日本の曹洞宗を開かれた道どう元げん禅師は、禅の本場・中国での修行時代、天童山景けい徳とく寺じでもう一人の老典てん座ぞ（台所の責任者）に出会います。　ある夏の日、道元禅師は仏殿の前の中庭で老典座がつらそうに海草を天日に干している姿を目にしました。太陽が強く照りつける中、腰を曲げ、汗をたらたらと…